
せっかくの宮古島旅行、フェリーで大神島へ観光してみませんか?
池間島には池間大橋ができ、伊良部島にも伊良部大橋が開通し、いよいよ残すのは大神島ばかり。
宮古島旅行で残された最後の秘境、大神島を写真と動画つきで紹介します。
※写真が多いので、2ページに分けています。
(1)前編では、島尻港からフェリーで出発して、大神島の海岸沿いを散歩して奇岩・巨岩を見ます。
(2)後編では、島の中心の坂道を登って遠見台へ行き、帰りがてら大神島唯一の商店・おぷゆう食堂へ寄ります。
大神島を散歩(港と山頂を結ぶ坂道)
▼大神島の案内図

港の正面から島の中央へ続く坂道が、島の中心部です。
この中央の通り沿いに建物があり、ここで暮らしている人もいます。
狭い島で山のてっぺんまへ向かう道なので、傾斜はとてもきついです。
大神島で暮らしている人たちは買い物など、荷物の移動にゴルフカートを利用していました。
▼遠見台へ向かう坂の入り口

港の正面にあるポストが遠見台へ続く坂道の入り口です。
海抜5Mと表示があります。
▼大神中学校の跡地

大神中学校と小学校の跡地です。
中を覗いたら空き地でした。
平良市立とあるので、宮古島が宮古島市になる前にあったようです。
▼大神島のコミュニティセンター

使われてる様子のないコミュニティセンター。
ここで海抜12Mです。
▼大神島の坂の途中から山頂を眺めたところ

右手にコミュニティセンター、写真の左手に有る電柱でもう海抜20M、坂がどれだけ急勾配か分かります。
▼港と遠見台を結ぶ急な坂道

海の中に見える巨岩が大神島らしいです。
▼大神島の遠見台案内版

集落の先で道はおしまいです。
ここから更に登ると、遠見台があります。

遠見台入り口の脇には、井戸がありました。
ここで海抜37Mです。
▼遠見台の入り口が祭祀のため閉鎖

ふだんは遠見台まで登れるのですが、この日はあいにく祭祀の日にあたってしまいました。
遠見台への道は立ち入り禁止。
▼遠見大手前からUターン

元来た道を下って港へ戻ります。
登る時も急でしたが、下りはもっと角度を感じます。
坂の上から海を見ると、どれほどの急傾斜なのか、良く分かります。
水平線の奥にみえるのは宮古島です。
帰りのフェリーが出港するまで、おぷゆう食堂で食事をしながら休憩します。
大神島のおぷゆう食堂
▼大神島で唯一の商店、おぷゆう食堂

おぷゆうとは、伯父さんのことです。
宮古方言の本には、一番上の伯父が「うぷうや」とあります。
ひらがなの表記に違いがありますが、発音すればほぼ同じです。
おじさんの食堂というだけあって、お店はおじさんがやっていました。
数年前に開店したようで、島唯一の食堂であり商店です。
▼おぷゆう食堂のテラス

おぷゆう食堂にはテラス席があります。
写真の右側の建物がおぷゆう食堂です。
▼島の住人向けに置いてる日用品

観光客にとっては食堂ですが、島の住人にとっては商店でもあるようです。
乾麺、塩、砂糖、小麦粉などの日用品が売っていました。
▼おぷゆう食堂で販売してる飲み物類

食事ができるのを待つ間に、飲み物チェック。
東京では見たことのない種類のジュースなどあり、旅行に来たという感じがします!
▼おぷゆう食堂のカレーライス

私はカレーライスを注文。
鶏がたっぷり入ってて美味しかったです。
おぷゆう食堂のお食事メニューはカーキダコ丼、カレー、宮古そばの3種類。
カーキダコとは乾きタコ、つまりタコの干物です。
カーキダコは大神島の名産品になっています。
つまり、おぷゆう食堂でのお食事は保存のきくものという訳ですね。
私たちが行ったときはサザエのつぼ焼きが1つ150円でありました。
保存食以外の季節のメニューは手書きであるので、チェックしてみましょう。
▼おぷゆう食堂のかーきダコ丼

夫が頼んだカーキダコ丼。
左上から、もずく酢、青菜とツナの和え物、汁、カーキダコ丼です。
青菜は大根の葉っぱです。
お酢を使った和え物ですが、とても美味しかったです。
汁は味噌汁ではなく、なぞの汁のまま。
海っぽい味がしたそうですが…
カーキダコ丼は、親子丼の鶏をタコと替えたような味付けです。
思っていたより美味しく、海産物の苦手な夫がとても気に入っていました。
干物というとしょっぱそうですが、カーキダコは全然しょっぱくなく、カツオ?の薫りがすごく強く、いつまでも噛んでしまうような美味しさです。
大神島近辺のタコはたこつぼに入らず、タコ取りの人がタコの棲家を一軒ずつ回って取ってくるそうです。
でも、最近はタコを取る人が減っているんだとか。
食後に青菜のことやカーキダコのことを尋ねると、おじさんがいろいろ教えてくれました。
実は店に入る前に、営業中かどうか尋ねたときは「(ん)なま、まだ」とだけ返され、ぶっきらぼうな印象がありました。
(ん)なまというのは、今という意味です。
まだだよという返事なのですが、宮古の方言だと分からない人も多いかも?
ひと言で終わる質問だとぶっきらぼうに感じるかも知れませんが、もっと話してみたら、気さくでおしゃべり好きなおじさんでした。
何もない大神島ですが、歩きまわった後は、ぜひ島を出る前におぷゆう食堂でゆっくり食事をしてみて下さい♪
カーキだこ丼がとっても美味しいです。
お腹に余裕があれば、季節のメニューも試してみて下さい。
► 前編を見る
▼大神島のおぷゆう食堂
〒906-0001 沖縄県宮古島市平良大神130
Google MAPで場所を確認する
(※クリックすると別ウィンドウで『おぷゆう食堂』の場所を確認できます)
☎ 080-1726-8698
〒906-0001 沖縄県宮古島市平良大神130
Google MAPで場所を確認する
(※クリックすると別ウィンドウで『おぷゆう食堂』の場所を確認できます)
☎ 080-1726-8698
《最後に》
海以外何もないと思っていた宮古島より、更にもっと何もないのが大神島です。
宮古島からフェリーで行けて日帰りできる観光地なので、どこへ行こうか悩んでる人にはおススメです。
▼大神島から宮古島へ向けて出発するフェリー《動画》
URL⇒ https://youtu.be/exm_E8N547k
私たちの場合、大神島に滞在したのは2時間でした。
朝9時の便で島尻港を出発、11時の便で大神島を出ました。
外周道路と山頂へ向かう坂道などを散歩しても1時間足らず。
時間が余ったのでおぷゆう食堂で食事をして、おじさんとおしゃべりを楽しみ、一服しました。
祭祀がのない日で遠見台へ登っても、2時間あれば行けるところは行き尽くすと思います。
大神島は宮古島が都会に思えるほど、本当に何もない自然だけの島ですよ!
ちなみに、帰りのフェリーでは船酔いせずに済みました。
船酔いする人は窓側でなく通路沿い、できれば左の列の通路沿いに乗りましょう。
それと船内ではスマホなど文字を追うのをやめてぼんやりしましょう♪
✈ 宮古島でのレンタカーと格安航空券は?
私たちは毎回飛行機のチケットと宿泊予約を別にしています。
ツアーだと日程に自由がなかったり、行きたい日にちが安くなかったり…理由はいろいろです。
飛行機のチケット代は現在、往復3万円程度です。
大型連休や混み合う時期は避け、閑散期だけに絞って予定を組んでいます。
夫の祖母に会いに行くのが最大の目的なので、正月もお盆も関係ありません。
航空券の安さをメインに日程を組めば、宮古島への往復で3万円と思って下さい。
今回(2018年12月)は過去10数回の宮古島旅行で最安の1人あたり往復26,580円でした!
ちなみに、一番高かったのは伊良部大橋ができたあとで、1人往復45,000円でした。
(閑散期の平日でこの価格でした)
新しくANAでも宮古島直通便が出ていますが、私たちはJTA(JAL)便を使っています。
理由は、同じ1泊2日でもANAとJTA(JAL)では現地の滞在時間がまるで違うからです。
JTA(JAL)の方が9時間以上も長く、1泊2日でも朝着いて夜帰るので丸2日間、宮古島でゆっくりできます。
※ 羽田宮古島間の直行便でJAL(JTA)とANAの航空チケットを比較も参照して下さい。
次に宿泊代です。
宿泊先も安く、今回は1人1泊2,000円でした。
宮古島はリゾート地です。
宿泊費がとても高いホテルもたくさんあります。
そうでない、安い宿泊先も結構あります。
安い宿泊先を探したい時は「ホテル」ではなく、「ゲストハウス」や「民宿」などを探すのがおすすめです。1人3〜5,000円でも充分良い部屋が見つかります。
お金に余裕のある人はオンシーズンに、安く旅行したい人はオフシーズンを狙いましょう♪

もうひとつ重要なのがレンタカーです。
レンタカーは全国展開してる大手の業者から、地元密着型のこじんまりとした業者までさまざまあります。
費用を安く抑えたいなら、やはりおすすめは地元のレンタカーです。
私たちは毎回キューブタイプで、後部に釣り竿やクーラーBOXを載せるスペースがある車を借りています。
レンタカー料金は、5,000円から7,000円です。
スカイレンタカー

★フジレンタカーのキャンペーン情報★ (フジレンタカー【公式サイト】)
★トライレンタカーのキャンペーン情報★ (トライレンタカー【公式サイト】)
※宮古島で格安の地元レンタカー9社を比較で各社のチラシを載せています。
楽天トラベルで宮古島でのレンタカー料金比較をする
工夫次第で、格安の宮古島旅行ができます。
浮いたお金は、現地での遊びや美味しい地元の料理やおみやげ購入などに使うことができます♪